本東寺で慧日梅観梅会 延岡花物語が開幕

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出会いの聖地に春の訪れを告げる「延岡花物語」が2月10日、開幕した。4月5日までの約2カ月間を期間に、様々なイベントを通して梅、菜の花、椿、桜という4種類の花が彩る延岡の春を市内外にアピールする。10日は開幕イベントとなる観梅会が松山町の本東寺(吉田海心住職)で始まり、境内では野点や恒例の「慧日梅観梅会」(延岡観光協会主催)が催され、見頃を迎えた梅を愛でる人たちでにぎわった。観梅会は11日まで。

本東寺は、樹齢230年の枝垂れ白梅の古木を含め、白梅50本、紅梅5本があり、寺の山号から“慧日梅”と呼ばれ、新富町の「座論梅」(ざろんばい)、宮崎市高岡町の「月知梅」(げっちばい)とともに「日向三大梅」として知られる。

なかでも「みやざき巨樹百選」に選定されている枝垂れ古木は、高さが約3メートル、幹周りが約1・5メートルあり、7~8分咲きになっている。

境内には、岩熊井堰の開設に尽力した藤江監物と江尻喜多衛門の墓碑、徳川家康・織田信長の曾孫で延岡藩主・有馬直純の妻だった日向御前をまつる五輪塔などがあり、土持氏最後の城となった松尾城址が近く、期間中は延岡茶道協会による野点(有料)や、延岡史談会による周辺の史跡ガイドなどを予定。だんご汁やチキン南蛮おむすび、干支おやきなどの販売もある。
恒例の慧日梅観梅会には65人が参加。開会に先立ち、若山牧水延岡顕彰会の塩月眞会長が「山門をくゝるやかてもかほりきぬ法のみ庭の白梅の花」と、元郵便局員で歌人の片寄貞章(片寄角太郎)さんの歌を朗詠するなか、歌碑に献酒され、若鮎レディの大石このみさんが献花した。

開会あいさつで延岡観光協会の谷平興二代表理事は「延岡は観光でしか元気を取り戻すことができない。高速道路はできましたが、絶対に出ていく道にしてはいけない。来る道だけにしていきたい。そのためにもこうした歴史と伝統ある催しを延岡の財産として守っていきたい」と話した。

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