竹谷神社例祭で神楽奉納――延岡市

三番荒神

延岡市大峡町(おおかいまち)、竹谷神社(たけたにじんじゃ)の例大祭が3月1日、同町公民館であった。竹谷神社は、可愛岳の中腹に鎮座しており、天孫・ニニギノミコトが祭られている。江戸時代の中ごろ、村のお年寄りが、ニニギノミコトのご神体の石を見つけて祭ったところ、病気が治ったという言い伝えが残っている。

地元住民や延岡市民には「たけたにさん」あるいは「たけだんさん」と呼ばれて親しまれ、戦前は戦(いくさ)の神様として日豊地区から多くの参拝者を集めた。
この日は、あいにくの雨模様で、社殿での神事や神楽奉納は麓の大峡町公民館に場所を移して行われた。はじめに玉置重徳(たまおき・しげのり)宮司による神事があり、氏子らが玉串を捧げた。
続いて地元・大峡神楽保存会による神楽が奉納された。鎮守(ちんじゅ)、幣の手舞(へいのてまい)、三番荒神(さんばんこうじん)「弓の舞い」(ゆみのまい)など、11番が舞われた。
中でも「幣の手舞」などは、大人と子供が一緒に舞い、日ごろの練習成果を存分に発揮して、見事な所作を見せてくれた。舞い終わると、観客から大きな拍手が送られた。
神楽の合間、観客らに、かっぽ酒やおにぎりなどが振舞われたほか、モチまきもあるなど大いににぎわった。
またこの日は、すぐ近くの尚学館小・中学校の児童・生徒たちも見学に訪れ、神楽を興味深そうに見入っていた。
「たけたにさん」の祭りは、春を呼ぶ祭りでもあり、延岡にも、もうすぐ本格的な春がやって来る。

IMG_2095 IMG_2159 竹谷神社例大祭の神事 IMG_2132 IMG_2097