表千家 径友会

【表千家 径友会(けいゆうかい)】(代表:小田郁子)

 「茶道は総合芸術」という信念にもとづき、表千家 径友会 延岡若草茶道教室を運営しています。

 未就学児(5歳)から一般成人までを対象に、茶道の稽古を通して、古くから育まれてきた日本文化に興味を持ち、礼儀・作法の大切さを体験し認識してもらう目的で、毎月1回、延岡市社会教育センターの和室で茶道教室を開いています。

 お点前の稽古だけでなく、春は「七草の話」、夏は七夕の掛け軸の前での茶会、秋は重陽の節句を楽しみながら被綿(きせわた)のお菓子を味わい、冬の終りには豆まきや“鬼たち”と一緒に茶会と、季節感や習慣など日本の伝統文化を大切にしています。

 子供たちを対象にした茶道教室が発足したのは9年前。平成24年8月に逝去した杉本サエ子さんが主宰者でした。現在は代表の小田郁子さんら9人の径友会社中のスタッフが引き継いでいます。

 「杉本先生は『子供たちには、お点前を覚えてもらうことよりも、お茶を楽しみ、掛け軸や花入れ、花などにも興味をいだく心を育てることが大切です。そうすることで伝統文化に対する目を開いていくようになります』と、おっしゃておられました」と小田さん。杉本さんの遺志を受け継いで、子供たちの指導にあたっています。

 指導のクラスには初級、中級、上級がある。初級クラスは、最初に表千家不審庵から「習いはじめ」の書状を受けます。まず挨拶から床飾り、季節の道具の話を聞いてから、客としての心得などの稽古に入ります。
 中級、上級になると、表千家稽古に準じて、お点前の稽古を中心に指導が行われ、いろいろな棚や道具を使ったお手前を学んでいきます。

 初級クラスのある男子児童は「初めてお茶をいただいたときは、すごく苦かったけど、もう馴れました。お茶は楽しいです」と、話してくれました。

 ちなみに平成24年度は、小学1年から中学3年まで16人が茶道を学びました。11月3日のカルチャーゾーンフェスタでは、100人を超える客をおもてなしして喜ばれ、子供には充実した1日となりました。

 また今年2月23、24日に開かれた「第4回菜の花まつり」の野点では、子供たちが客におもてなしする姿がみられました。お菓子やお茶の運び方、お辞儀の仕方など、堂に入っていました。