城山ガイド・ボランティアの会

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【城山ガイド・ボランティアの会】(会長:九鬼 勉)

 城山は延岡市の中央に位置する標高53メートルの丘陵です。江戸時代初め、初代延岡藩主・高橋元種が、ここに城を築きました。延岡城あるいは亀井城と呼ばれ、築城当時の石垣などが残っています。現在は延岡市が管理する公園で、市民憩いの場所。日本3大ヤブツバキ群落の一つに数えられています。

 城山ガイド・ボランティアの会は、城山をはじめとする延岡の歴史と文化を正しく案内することによって、訪れた人や市民にそのすばらしさを知ってもらうことを目的として、平成7年に発足しました。

 平成25年3月現在、会員は30人。「みんなに喜ばれるボランティア・ガイド」を目指して「①正しい史実の習得、②ガイド技術の研鑽、③情報の収集と交換」の3つの事業を行っています。

 発足以来、会員の研修を実施しながら、延岡市内外の約1万5000人を対象にガイドを行ってきたほか、先進地視察、ガイドマップの作成、冊子「延岡の歴史」発行、延岡城築城400年祭、天下一薪能参画などアクティブな活動を続けています。

 平成23年度は、文化庁の助成を受けて冊子「延岡の先賢」を500部発行しました。延岡の歴史を語る上で欠くことのできない17人の先賢を取り上げて紹介されており、小学生高学年や中学生にも、分かりやすい内容になっています。延岡の先賢を1冊にまとめた初めての資料です。

 「私たちの理想は、市民オールガイドです。よその人から延岡のことを聞かれたとき、延岡の歴史を知らない、説明できない――では、延岡には二度と来てくれない思うのです。ですから、市民すべてが延岡のことを説明できるくらいになって欲しいのです」と、九鬼勉会長は力説します。

 さらに九鬼会長は「城山は延岡の歴史が凝縮されている場所です。私たちは“楽しく学ぶ”をモットーにしていますから、城山のことを楽しく学びながら、ガイドするようにしています。それが郷土愛にもつながると思うのです」

 「また、いかにして延岡の魅力を打ち出すか、あるいは魅力をつくり出すか、その一翼を担うのがガイドです。人と人との付き合いの中で、自分の身の丈に合ったボランティア活動をしていけばいいと思うのです。いずれにしても、延岡市民が延岡の良さを知ることです」と、付け加えました。